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ようこそ!~うんちくコラム~


東海支部大野先生の長野式を織り交ぜたうんちく集

「守・破・離」
茶道の言葉に「守・破・離」という言葉があります。
 
これは江戸千家開祖の川上不白の言葉とされていますが茶道だけにとどまらず、芸能、武道、あらゆる学問、技術に通じる言葉として有名です。
「守」とは指導者より教授されることを正確に守り、実行し習得すること。
「破」とは指導者より習得したことを基礎に創意工夫を重ねること。
「離」とは「守」「破」よりさらに進み、独自の境地に至ること。
 
これは鍼灸、もちろん長野式にも当てはまる真理だと思います。 長野式臨床研究会の基礎、マスターのセミナーは「守」に当てはまります。
 
まずは長野式の考え方、治療スタイル、各診断法、各処置法、などの基本を学び、 特にマスタークラスでは基本はもちろんのこと、長野先生の治療を実際に見て、または治療を受けて(治療を受けるのもいい勉強だと思います)吸収できることは全て学ぶようにしていきます。 先生に教えていただけることだけを学ぶのはもったいないセミナーの受け方だと思います。
 
私は言葉は悪いですが先生から盗めるものは盗んでいこうと、参加費の元を何倍も取り返すくらいのつもりで受けていました。(盗んだのは治療技術です。財布とか物ではありません。) 「守」がきちんと出来上がってこその「破」であり、「離」であると思いますので初めから我流を出すのはあまり望ましいとはいえません。
 
中途半端な長野式となって上達の妨げになると思います。 「長野式だってそもそも長野潔先生の我流ではないか」と言われればそのとおりですが、それゆえにその生涯をかけて創りあげたご苦労は並々ならぬものだったと思います。 また一代で創りあげたとはとても思えないほどの治療法です。 そんな治療法を手軽に学ぶことのできる機会を得た私たちはとても幸運だと思います。

まずは「守」を学びつつ、学んだことを臨床にて生かしていきます。 臨床では全てが型どおりには必ずしも進みません。 そこで所見や状況などを考慮しつつ創意工夫をしていくことはひとつの「破」であると思います。また答えが見つからない時は先生に質問するのもいいでしょうが、とりあえずセミナーに出てみることをお勧めします。 以前聞いた内容であったとしても臨床でいろいろ経験した後で聞くとまた何かヒントが見えてくるものです。
 
このように「守」「破」をくりかえして行きながら自然と生まれてきた個性がきっと「離」であると考えております。
 
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021東海支部 大野 平成19年 4月

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