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ようこそ!~うんちくコラム~


東海支部大野先生の長野式を織りまぜたうんちく集

扁桃処置は長野式治療の主軸
扁桃処置は長野式治療の主軸であり、それだけでも多くの症状に対してその効力を発揮してくれます。
 
もちろん扁桃処置というだけにワルダイエル扁桃輪を中心とする咽喉頭部のリンパ組織の消炎が主な効能となりますが、その扁桃組織を原病巣とする2次的な全身症状にもその効力は波及していきます。
 
 元東京大学医学部講師の西原克成氏によれば扁桃リンパ輪が感染するとまず外胚葉由来の器官がダメージを受けるようです。
外胚葉由来器官とは皮膚、脳や神経、目や耳などの感覚器、その他に甲状腺の上皮小体、胸腺の一部、肺の一部です。
次に造血器官、筋肉などだそうです。(これらは中胚葉由来器官ですね)
 
 また扁桃リンパ輪は第二鰓腺(エラ)に由来する組織ということで進化の過程でエラに由来する腎、副腎、子宮、卵巣、睾丸とも深く関わってきます。
 
 ここで特に注目したいのが副腎も同じエラ由来の器官としての関連で、長野潔先生の著書にある一文「筆者が臨床上、特に脈診上、知り得たことであるが、~中略~(扁桃炎は)おおよそは「腎虚」を呈している。即ち副腎機能の低下である。従って、扁桃疾患は内分泌、特に副腎機能に深く関与しているということが言える。」というのであります。
 
 扁桃処置による扁桃リンパ組織の消炎とその活性化により、各器官の2次的疾患への消炎作用としての効果と同時に同じ発生由来をもつ副腎が活性化しステロイドホルモンの分泌がよくなることで白血球の消化力が高まり免疫力が向上する効果が期待できます。
 
 また扁桃7点に含まれる「照海」などの腎経の経穴にも副腎活性の期待ができることからも免疫系の処置の王様という感があります。
 
 ただし長野潔先生は著書にて扁桃処置について「一時的な扁桃炎打消し方法」と言っています。
つまり一度施して根治させるというより、「一時的」であるので施灸などで継続的な施術が必要と考えられます。
 
 そして扁桃炎および扁桃の弱体化の大きな原因の一つである「口呼吸」の改善が必要ではないかと考えております。
 
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020東海支部 大野 平成19年 1月

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