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ようこそ!~うんちくコラム~


東海支部大野先生の長野式を織りまぜたうんちく集

腹部のオ血所見に対してオ血処置を施したところ・・・
腹部のオ血所見に対してオ血処置を施したところ、かえって腹部の痛みを誘発してしまったというケースが極稀にあります。
 
これはオ血と同時に重度の骨盤内鬱血がある場合と考えられます。
オ血を散らしても鬱血によって解消できなかったため、下腹部での循環障害によりストレスを掛けることとなったためではないかと思います
実際に骨盤鬱血処置を施すことによってその痛みや張り感は消失していきます。
 
「三十年の軌跡」によれば骨盤鬱血症は「主として、性的なあるいは夫婦間、家庭的その他の心因性の情動障害によって心因性自律神経症、または心身症の形で骨盤うっ血が起こるものをいう。」とあります。
 
心因性とありますが「思慮すれば気結ぶ」で思い悩むことで気の流れが止まり、気が巡らなければそれに従い血の流れも鈍くなってきます。
 
特に下腹部は構造上、鬱血しやすい部位ですのでその影響は大きいと思われます。骨盤内壁および骨盤内臓器が鬱血し、下腹部の動きが鈍くなってくると腹式呼吸がしづらいので、胸式呼吸が中心となってきます。すると肩で呼吸することが増えるため、肩から胸背部が凝りやすくなってきます。「肩井」の反応圧痛と何らかの関連があるのかもしれません。 症状としては「肩井」の反応圧痛とそれに伴う肩こり、めまい、地の底に落ち込むような頭のフラツキとあります。
 
そのほか関連する症状として腰痛、下腹部痛、下腹部の張り、月経時痛、月経前症候群(月経の2週間ほど前からあらわれる身体的、精神的症状)、性交時痛、膀胱炎様症状、慢性前立腺炎様症状などがあります。 原因となるのはまず精神的ストレスですが運動不足や甘いものの常食などによる筋力低下(砂糖の摂り過ぎは筋肉を緩めるといいます)も骨盤内鬱血を助長していくと思われます。 冒頭のようなケースは稀ですが骨盤うっ血の所見、症状は臨床上とても多く遭遇するものの一つであります。
 
また精神的ストレスは骨盤うっ血だけではなく、免疫系、自律神経、内分泌系にも大きく影響が現れてきます。 精神的ストレスは視点(捉え方)を変えることでそのストレス度を軽減させることも多々あります。 処置と同時にこのようなアドバイスができればより良いでしょうね。
 
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019東海支部 大野 平成18年 10月


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