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ようこそ!~うんちくコラム~


東海支部大野先生の長野式を織りまぜたうんちく集

がん患者さんについて Vol .1
 
私の治療院にもがんの患者さんが常に何人か来院されております。
 
鍼灸院に来るぐらいなのでそのほとんどの方が現代医学の手術、放射線、抗がん剤の三大療法以外による治療を模索されている方々で、
中には「いずみの会」などの患者団体でお世話になっている方もいらっしゃいます。
 
三大療法以外の方法(代替療法・補完療法)とは・・・例えば鍼灸はもちろん、玄米菜食などの食事療法またはアガリクスなどの健康食品、枇杷の葉温灸や生姜シップ、尿療法などの民間療法、気功、ヨガ(ハタヨガ)などの運動療法、メンタルトレーニングや瞑想、禅、哲学、宗教などの精神的療法などでしょうか。
 
なぜ、患者たちはそれを求めるのでしょうか。
 
三大療法ではがん細胞を物理的に小さくするためにダメージを与え攻撃します。ただし同時に生体にもダメージを与えてしまうために免疫力が低下もしくは抑制されてしまいます。
その結果、生体はがん細胞に対してむしろ無防備になってしまうというのです。
そこで自然治癒力を高めるといわれる代替療法によって免疫力を高め、がんの自然退縮をはかるということです。
 
ここでキーワードになってくるのが免疫力です。
 
やはり大抵の人に「天ゆう」の圧痛がみられますので扁桃を強化して免疫力を高めていきます。自宅での施灸やうがい、口呼吸の改善なども指導していきます。 
お灸は特に免疫向上によく、実際に手ごたえを感じます。
 
また最近では腸も「最大の免疫器官」などと言われておりますが腸のリンパ器官の働きの向上を図るために、胃の気や粘膜、下垂処置などで腸の状態を整えてゆきます。
 
腸の状態のためには食事療法なども同時に行うべきでしょう。
食事療法といいますと栄養素を摂ることばかりに目が行きがちですが、腸内環境を整えるために便秘、宿便の解消や腸内での異常発酵、腐敗の予防、腸内細菌叢を考えた食事内容も考えるべきと思います。
 
このような意味でも玄米菜食は望ましく、また実際にがんを自然退縮させた方の多くが玄米菜食を行っていたといわれます。
さまざまながんの患者団体でも玄米菜食を強く勧めております。
ただし玄米菜食もいろいろな流派(?)があるので皆さんはよく迷われるようです。いろいろ試して自分に合いそうなやり方を見つけてゆけばいいと思います。
 
また、「新治療法の探究」の27ページにもあるように「数脈」を打っているケースがやはり多いです。
数脈に対して自律神経調整処置などを行います。
 
これは以前にもご紹介した安保徹氏の理論と同様で交感神経を抑えてゆきます。「新治療法の探究」24ページで長野潔先生は指間穴に処置していますが、安保先生の爪もみ治療とも相通ずるものがあると思います。はるか以前にこの処置が行われていたことに驚きます。
 
また、がん患者さんは低体温であることが多いです。そのため患者さん自身、自宅にて枇杷の葉温灸などを行っていたりします。
わたしは冷えに対する処置を行うと同時に直灸もすすめております。
 
そのほかにも様々な所見および処置がありますが、長野式治療は自然治癒力の働きを阻害している因子を見出し、それを取り除くことによって本来の治癒力を最大限に引き出してゆきます。
 
そして診断即治療にて即効性もあるため患者さんの理解も得やすく、また脈状診などを応用して患者さん自身の現状把握、自己管理などのアドバイスがしやすくとても助かっています。
 
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009東海支部 大野 平成17年 2月


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