ようこそ!~うんちくコラム~
東海支部大野先生の長野式を織りまぜたうんちく集
リンパ浮腫とは先天的なリンパ管やリンパ節の発育障害や二次的に圧迫や閉塞などが起こり、リンパの 流れが阻害されて起こるむくみです。
もっとも多いケースは子宮がん、乳がん、前立腺がんなどで手術や放射線によってリンパ組織の切除、機能不全になった場合です。
この方も子宮頸がんの手術で子宮の全摘と同時にソケイ部のリンパを切除されて発症しています。
リンパの流れが阻害されると通常そのリンパ組織の周辺から腫れはじめ、ゆっくり進行していきます。ただし外傷や感染による炎症に伴い急激に進行することもあります。
進行が進むと結合組織が増殖し、皮膚やその部位の組織の硬化また、脂肪組織の増殖がみられるようになり、ひどく腫れ上がったようになります。
また一度症状が進むと戻ることはないといわれております。
この症状に対してはまだ一般的にはあまり認識されていないようで、彼女も医師から「おしっこはちゃんと出ているの?」と聞かれたりした経験があるそうです。普通のむくみとは違うのです。私もはじめはなんか聞いたことあるなあという程度でした。
治療は現状維持のためのケアが中心となっており、軽い運動やマッサージ、弾力性のあるストッキングの着用などです。
細菌感染などによる炎症で急激に進行したり、蜂窩織炎を発症したりするため鍼治療はリスクがあります。感染予防には細心の注意が必要です。ただし常在菌感染が多いと聞きましたので扁桃の二次感染が多いのではないかと思います。扁桃処置などはすごく有効じゃないかなと思うのですが。
そこで気になる症例があります。
「鍼灸臨床 新治療法の探究」の19ページ 「子宮癌の手術後遺症」の2症例です。これはリンパ浮腫のことじゃないでしょうか?詳しくはわかりませんが状況としては似ている気がします。
患者さんにも読んでもらいましたら大変驚いていました。
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006東海支部 大野 平成16年 10月
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