ようこそ!~うんちくコラム~
東海支部大野先生の長野式を織りまぜたうんちく集
日常の患者さんとの会話のなかで様々な健康法の話題がでてきます
「テレビで○○が体にいいと言ってた。」とか「○○という健康食品は何にきくの?」とか・・・
皆さんもいろいろな健康法についてのアドバイスを求められることも多いのではないでしょうか。
このようなとき私は「NPOガンの患者学研究所」の冊子「いのちの田圃」のなかで川竹文夫氏が記していた足し算健康法と引き算健康法の話を紹介しています。
「人はとにかく、<足し算健康法>に走る。良い治療法、良い薬、良い健康食品、ガン治しに効果のある栄養素を含んだ食物や料理。次々と付け足していく。 がしかし、彼ら(ガンを自然退縮させ治癒した方々)が真っ先にやったことは、<引き算健康法>である。
煙草、酒、肉、卵、牛乳、加工食品、添加物、白米、白砂糖。
夜更かし、不規則な生活、働きすぎ。 いさかい、怒り、恨み・・・。
山ほどある、<悪いもの><悪いこと>をまずやめた。その上に、慎重に選んだ<良いこと>を積み上げている。
ガン以前の生活習慣や生き方は、今にもつぶれそうなあばら家。あせって<良いこと>を建て増ししても、基礎もろとも崩れてしまう。
だからまず、すべてをぶっこわして更地にする。その上で、新しい建物を建てるのだ。」
つまり、「○○に良い」といったもの(こと)をただ取り入れるのではなくて、むしろ悪い生活習慣や生き方を見直してゆくことの方が重要だということです。
これは標治法的な処置(足し算)だけにとらわれずに、むしろ自然治癒力の阻害要因を取り除いてゆくこと(引き算)を治療の本幹としている長野式処置法にも通じた考え方だと思います。
また長野潔先生は「鍼灸臨床わが30年の軌跡」にこう記しております。
「(前略)その病人が何故病気に罹ったかのプロセスを検証させることから始めねばならない。何故なら、今罹患している病状には、今までの日常生活の中に納得されるような病因が潜在しているからである。
したがってこれを抉出し、自己の健康管理に対する認識不足や、生活習慣の大いなる誤謬を糺さなければならない。」
やはり<足し算>の前に<引き算>をアドバイスすることが大事なようですね 。
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002 東海支部 大野倫史 平成16年 5月
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